借金の返済で生活が苦しいと感じている方のために、債務整理という制度があります。
債務整理を行い、借金の返済額を減らしたり、借金を免除してもらったりすることで、返済の負担を緩和することができます。
本稿では、債務整理から生活を再建するまでの流れについて説明していきます。

債務整理について

債務整理は、大きく３つの種類に分けられ、それぞれ、任意整理、個人再生、自己破産といいます。
これらは、全て異なる手続きであり、その人の借金の額や収入の状態などによって、採るべき手続きが異なるため、個人個人に合った手続きを利用することが大切です。
まず任意整理は、直接貸金業者（債権者）との交渉を行い、返済額を決める方法をいいます。
また個人再生は、裁判所への申立てを行い、借金の額を減らしてもらった上で、残りを分割で返済する方法です。
そして自己破産は、裁判所に申立てを行い、一定の条件を満たしていれば、借金を免除してもらうことができる方法です。

債務整理から生活再建までの流れ

債務整理を行う場合、まず専門家に相談することが重要です。
例えば、任意整理を行う場合には、債権者との直接交渉が必要になります。
任意整理の経験が豊富な専門家の力を借りることで、自分自身で交渉をするよりも確実かつ円滑に交渉を進めることができます。
任意整理の依頼を専門家に依頼すると、まずはその専門家と委任契約を締結し、債権者に向けて受任通知を送付してもらいます。
この通知を受け取った後は、債権者は債務者と直接やりとりをすることができなくなり、専門家を介してしかやりとりができません。
そのため、債務者自身が催促や取り立てに応じる必要はなくなり、ストレスからかなり解放されるといえます。
その後は、債務調査を行い、借金の状況を確認し、債権者との交渉にあたって示す返済案（任意整理案）を考えていきます。
返済案が決まれば、具体的な交渉に入り、債権者からの同意が得られれば、任意整理案に従って、返済をはじめます。
生活再建に向けて、滞りなく返済を終えられるように努めることが大切です。

債務整理から生活再建に関することは川上司法書士・行政書士事務所にご相談ください

川上司法書士・行政書士事務所では、債務整理に関するご相談を幅広く承っております。
借金の返済に追われる生活から生活再建を図るには、債務整理をご検討ください。
債務整理についてご不明な点がございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。